インデックス Tips SSDに最適な設定で負荷を減らして寿命を延ばす

SSDへの負荷を減らして寿命を延ばす

HDDよりも高速かつ低消費電力、耐衝撃性も高いということで、ノートパソコンなどに搭載されるようになってから普及が進むSSD。
最近では低価格が進み、割と手頃な値段の製品も増えてきたために購入して利用しているかとも多いのではと思います。

しかしモーターなどの駆動部品が無い為に耐衝撃性能などが高い一方で、データの記録に使われるフラッシュメモリには、その原理上、書き換え回数に明確な寿命があります。
回数としては数十万~数百万回と一見すると非常に多く感じられる数ではありますが、少しでも長く使いたいのであれば労って使ってやるに越した事は無いでしょう。

今回はSSDの寿命を少しでも延ばすために出来る設定をいくつか解説します。
一つ一つはそれ程大きな効果が得られるものでは無いかもしれませんが、日常的にパソコンを使う場合などでは、小さな効果も長期的に見れば大きな負担軽減に繋がります。

なお今回の解説ではSSD上にWindowsをインストールした場合を想定しています。

※このページは今後も必要に応じて更新する予定です。


ページングを無効化する

Windowsには物理メモリが足りない場合、一時的にシステムディスク(補助記憶装置)の一部をメモリのように利用するページングという機能を持っています。
確かに搭載メモリが少ない環境などでは有効な機能ではありますが、当然ディスクへの読み書きが頻繁に行われることになります。
SSDを搭載するほどの環境であれば、メモリもそれなりの容量を搭載しているかと思われますので、可能であればこの機能はオフにしてしましましょう。システムの高速化にも繋がります。
ページングを無効化する方法については以下のページで紹介しています。
ページングファイルをオフにする

ハイバネーション(休止状態)を使用しない

コンピュータの省電力状態の機能としては、大きく分けてスリープ(スタンバイ)とハイバネーション(休止状態)があります。
これら二つの違いは、スリープはメモリ上にデータを残して電源を切るのに対し、ハイバネーションはディスク上にデータを書き込んだ後に電源を切るという点です。
スリープではアクセスが高速なメモリにデータを書き込んだ後に電源を切る為、非常に高速な作業の終了/復帰が出来ますが、メモリは電力を供給し続けなければデータを保持できないので電源が落ちた後もメモリの分の電力を消費します。
一方ハイバネーションではディスクであるHDDやSSDに作業中のデータを書き込んで終了します。
これらのディスクはメモリと違ってデータの保持に電力の供給を必要としない為、電源が落ちた後は殆ど電力を消費しません。

しかし、環境にもよりますがこれら二つの省電力状態での消費電力は数W程度しか変わらないようです。
それであればディスクに負担の掛かるハイバネーションを避け、なるべくスリープを多用するか、毎回シャットダウンするのが良いでしょう。SSDであればOSの起動時間もそれ程ストレスにはならないかと思います。
ハイバネーションの無効化の方法については以下のページで解説しています。
ハイバネーションを無効化してディスク容量を節約する

デフラグをしない

HDDであれば一つのファイルがディスク上のあちこちにバラバラに保存されている状態(断片化)を解消する為にデフラグをすることは、アクセス速度の改善などに役立ちました。
SSDでも断片化は発生しますが、ランダムアクセス速度に優れるSSDにとって多少の断片化は大した問題ではなく、アクセス速度にそれ程の影響は与えません。
むしろデフラグをすることで多くの書き換え作業が生じ、結果的に寿命を縮めることになりかねません。
Windows 7ではSSDを認識すると自動的にデフラグを停止しますが、それ以前のWindowsではHDDもSSDも区別無くアイドル時にデフラグをします。これを止めることで、無用なSSDへの負担を減らせます。
自動デフラグの停止方法は以下のページで解説しています。
SSDに最適なデフラグでアクセス速度を高速化

しかしデフラグがSSDにとって完全な悪というわけでは無く、空き領域の断片化が生じて書き込み速度が低下した際に空き領域をデフラグすることで、本来のアクセス速度を取り戻すこともあります。
それについての詳しい解説も上のページで行っていますので参考にしてみて下さい。

各種テンポラリフォルダの場所を変更する

システムが一時的にデータを保存するフォルダをはじめ、ブラウザのキャッシュなど様々なアプリケーションが一時的なデータの保存先としてシステムディスクを利用します。
アクセス速度が高速なSSDは一時フォルダとして確かに優秀でしょうが、出来れば一時的なファイルの置き場として頻繁にデータを書き換えられるのは避けたいところです。
各種テンポラリフォルダやキャッシュフォルダを移動する方法については以下のページで解説しています。
各種テンポラリフォルダやキャッシュの場所を変更する

各種設定の変更

上記以外にもSSDに有用と思われるシステムディスクへの負担を減らす細かいカスタマイズが沢山あるのですが、ここに書くとえらい量になるので別ページで解説をする予定です。
またそれらの設定はComfortable PCのAuto Analysisで一括して行えるようにするつもりです。

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